金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

資産配分に困ったら、GPIFのポートフォリオを真似しちゃおう。

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おはようございます。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行う独立行政法人です。

ようは、GPIFは、厚生年金と国民年金の年金積立金を管理及び運用する機関です。

 1.年金積立金運用について

年金積立金運用については、法律上、「長期的な観点からの安全かつ効率的な運用」ということが要請されています。積立金は、以下の二つの基本的な考えの元に運用されています。

年金制度からの要請に応える年金積立金運用の最も基本的な考え方が、

 ア.特性の異なる複数の資産に分散して投資を行うという分散投資
 イ.長期的な観点から基本となる資産構成割合を決めて、これを維持するという「基本ポートフォリオの策定・管理」
 の二つです。

出所:2. 年金積立金運用に対する年金制度からの要請 | 年金積立金管理運用独立行政法人

 

 2.基本ポートフォリオ

GPIFでは、以下のような基本ポートフォリオを策定しています。

債券と株式の比率が50:50です。国内債券の比率が高めで、リスクを抑えている印象です。

  • 国内債券・・・35%(許容幅10%)
  • 国内株式・・・25%(許容幅9%)
  • 国債・・・15%(許容幅4%)
  • 外国株式・・・25%(許容幅8%)

出所:基本ポートフォリオ | 年金積立金管理運用独立行政法人

 

なお、GPIFで採用しているベンチマークは、以下の通りです。

  • 国内債券・・・NOMURA-BPI「除くABS」、NOMURA-BPI国債、NOMURA-BPI/GPIF Customized 及びNOMURA物価連動国債インデックス(フロアあり)の複合インデックス(それぞれの運用金額による構成比で加重平均したもの)
  •  国内株式・・・TOPIX(配当込み)
  •  外国債券・・・シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース, WGBI)
  •  外国株式・・・MSCI ACWI(除く日本、円ベース、配当込み、管理運用法人の配当課税要因考慮後)

 

3.資産構成割合(年金積立金全体)

平成29年12月末時点での実際の資産構成割合は以下の通りです。

基本ポートフォリオを元として、許容幅以内で運用されています。なお、細かく資料を参照すればわかると思うのですが、短期資産がどのようなものかは私の方では把握できませんでした。

 

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出所:資産構成割合:最新の運用状況ハイライト | 年金積立金管理運用独立行政法人

 

4.運用実績

気になるのは運用実績だと思います。

市場での運用開始以降、即ち、平成13年度~平成29年度第3四半期からの累積収益は、+68兆9,822億円(累積収益額) です。なお、右の収益額のうち、利子・配当収入は30兆3,199億円となります。

年率にして、+3.39%です。

出所:運用実績:最新の運用状況ハイライト | 年金積立金管理運用独立行政法人

 

安定的な運用がなされていると思います。

以前、民進党の「年金損失5兆円追及チーム」なんてものがありましたが、もっと長期的な視点で見てほしいものです。当時イギリスのEUからの離脱決定などの影響と記憶してますが、GPIFは100兆円を超える額を運用しています。「162兆6,723億円(平成29年度第3四半期末現在)」

このうちの5兆円ということであれば、分散投資により十分にリスクを抑えていることの証明であると思います。そして、その後の株価の回復で収益を伸ばしています。

平成13年から16年程度経過して年率で3%を超えていますし、長期的に安定して運用されていることをむしろ評価すべきと思います。

 

5.まとめ

上記のように、GPIFでは安定的な運用がなされていると思います。GPIFの基本ポートフォリオは、私たちが運用方針を決めるときにも非常に参考になります。

もし、ポートフォリオに迷ったら、基本ポートフォリオをそのまま真似しちゃうのが良いのではないでしょうか。

  

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