金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

積立て投資の強み。日本の「失われた20年」を経ても利益が出る。

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 おはようございます。

 資産運用を始めるときは誰しも損したくないし、不安になります。今回は、日本の「失われた20年」に積立て投資を行った結果が、サイト及び本で検証されていますので、紹介致します。 

 1.JPモルガンの「投信信託を知る」

  J.P.モルガン・アセット・マネジメントのサイトでは、「投資信託を知る」というコンテンツがあります。以下がリンクです。

 リンク:投資信託を知る

  このコンテンツでは、まず、投資信託に投資するときの方法として、毎月一定額で購入を続ける積立て投資(ドルコスト平均法)が提案されています。その理由として、投資信託の将来の価格がどうなるか未来はわかりませんし、購入するタイミングを図るのが難しい点が挙げられています。ドルコスト平均法自体は様々なところで紹介されていますよね。それに、つみたてNISAは各証券会社の口座で積立て設定することが必須ですから、必然的にドルコスト平均法での投資になります(積立て金額は自由に変更できますが)。

 さて、問題は、積立て投資で本当に利益が出るのかどうかです。

 「投資信託を知る」のコンテンツの中では、日経平均の過去の最高値を付けた時期から、日経平均に連動する投資信託を毎月1万円ずつ積み立てた結果が示されています。

 ご存知の通り、日経平均は、1989年12月29日に終値の最高値:38915円をつけました。それ以来、日経平均は低迷を続けており、まだこの最高値を更新することができていません。今は、2万2000円台ですね。

  さて、最高値をつけて明けた1990年から積み立てを開始して今はいくらになっているでしょうか?結果は以下の通りです。

  • 積立投資額(340カ月)=340万円
  • 資産額(2018年時点) =512万円+172万円

 意外ですよね。積立て投資は、最高値を更新していなくても利益が出る投資法です。 

2.終わりで大きく儲かる「つみたて投資」

  なぜ、積立て投資で利益が出たのでしょうか?

 実は、「終わりで大きく儲かる「つみたて投資」(星野泰平著)」でも、同じように日経平均の最高値を付けた時期から、日経平均に連動する投資信託を毎月1万円ずつ積み立てた結果が示されています。

 この本では、低迷し続けた日経平均に連動する投資信託を積立てた場合でも、なぜ利益が出るのかが説明されています。

 積立て投資で投資信託を毎月1万円分購入する場合、その1万円分で買える口数を購入していきます。そのときの基準価額が高ければ、買える口数は少なくなり、その一方で、そのときの基準価額が低ければ、買える口数は多くなります。

  投資の成績は「基準価額×量(口数)」で決まります。

 私たちは基準価額にばかり気にしており、量(口数)について忘れがちです。

 なぜ日経平均で利益が出たのかは、口数が大きく関係します。

 日経平均の低迷期に同じ1万円でも多くの口数を買い込めたので、終盤の回復期(アベノミクス)で利益が上がっていくのです。決して、最高値を更新する必要はないんです。低迷の後に回復期が来る。積立て投資は、このような状況でも利益が出ます。

 積立て投資の強みは、単純な右肩上がりの状況でなくても、利益が出る可能性がある点です。 

終わりで大きく儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)

終わりで大きく儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)

 

 

3.最悪の状況を想定する

 上記の本では、なぜ、日本の「失われた20年」を取り上げたのか、以下の通り記載されています。

 今回は、わざと投資対象を1990年以降の、バブルが弾けて大暴落し続けた「日本株」という、「最悪の状況」に設定しました。世界の証券市況の歴史をひも解いてみても、この時期の日本株式のような下落は類を見ないからです。投資はやっぱり怖いと思われた方もいるかもしれませんが、「最悪」を想定することで、「リスク」のイメージが把握しやすくなります。

P96、終わりで大きく儲かる「つみたて投資」(星野泰平著)

 この記載のように、最悪の状況を想定しておくことは大事ですね。

 日経平均の最高値から積み立てた場合、大幅な利益が出るまでには、20年以上、すなわち、アベノミクスまで待たねばなりませんでした。しかし、30代の私にとっては、最悪の時期からスタートしても、20~30年と長期でコツコツ続ければ利益が出るという証拠は非常に心強いです。

 4.積立て投資の基本は国際分散

  なお、上記の本やJPモルガンのサイトも、あくまで「最悪と思われる環境でも利益を出すことが可能である」ことを読者に知らせたかっただけで、日本の株式市場の指数のみに投資することは薦めていません。基本は、やはり、日本以外の国も含めた国際分散投資です

 世界全体の経済は今後、長期的に見て拡大していくことは信じて大丈夫だと思います。先進国が多少低迷しても、新興国の経済の伸びがそれをカバーしてくれる可能性が高い。

 国際分散投資をすれば、上記のように20年以上待たなくても利益が出る可能性は高いと思います。iDeCoやつみたてNISAで「国際分散されたインデックス」を20年積み立てれば、高い確率で利益が出せると思います。

 上記の内容が、皆さんの積立て投資を始める又は続けるモチベーションにしてもらえればと思います。

 

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  以前の記事です。積立て投資は、上記のように、途中で低迷しても終盤で上がれば利益が出ます。日々の基準価額の変化に一喜一憂しても意味がありません。

 積立て設定したら、いっそのこと忘れてしまいましょう。

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