金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

市場タイミングを計るのは非常に困難です。ひたすらバイ&ホールドしましょう。

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 おはようございます。

資産運用をする上で、効率的に利益を上げようと思うと、安く買って高く売ることが考えられます。ただ、このようにタイミングを見計らって売買するのは非常に難しいという話です。

 1.敗者のゲームでの調査結果

 ネットで株取引について調べていると、チャートを分析して安値で拾って高値で売るというような、タイミングを見計らって売買する手法を見かけます。このような手法は有効なのでしょうか?

このような手法は、タイミングを見計らうのが非常に困難であるとともに、取引ごとに手数料及び税金がかかるため、非常に不利であることが立証されています。

例えば、「敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)」では、S&P500の指数について過去75年間調べた分析結果について記載されています。

・・・この間の株式リターンの大部分は、上昇率のベストの60カ月間(900か月という長期間のわずか7%だが)に達成されているという。もし私たちに、これがどの月かを見分けることができれば、その利益ははかり知れない。しかし、それは全くの不可能なのだ。

敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)、P40

上記のように、リターンの大部分を得られる7%の期間を当てるのはほぼ不可能です。

さらに、「敗者のゲーム」では、マーケットのタイミングを見計らって運用していて、1980~2008年の期間の中で最も上昇の大きかった上位10日間の前で誤って売ってしまった場合について記載されています。この場合、それら上位10日間を逃しただけで、S&P500のリターン水準は約20%も低下してしまうというデータが示されています。

2.ミシガン大での調査結果

 さらに、以下のバンガードのサイトの「投資入門」のコンテンツの中でも、「安く買って高く売る」ことは可能であるか?、について言及されています。このコンテンツでは、ミシガン大学の調査結果について記載されています。

そのミシガン大学の研究によると、1963年から1993年の30年間における米国株式市場の上昇幅の95%が、全体の1.2%の日に集中しているとのことです。すなわち、「安く買って高く売る」ということを成功させるには、この全体の1.2%の日を当てなければなりません。プロでもこれを当て続けることは不可能です。

www.vanguardjapan.co.jp

3.日本では?2017年の日経平均の場合

さて、簡単に日本の例でも見てみます。昨年2017年の日経平均の上昇幅は3650円57銭であり、上昇率は19.1%でした。この上昇の大部分はどの時期で得られたか?これは、皆さんの記憶にも新しいと思います。

それは、「連騰の最長記録を達成した」10月です。10月2日から24日にかけて史上最長の16連騰を記録しました。この期間での上昇幅(終値での上昇幅)は、1,448円89銭でした。

1年間のうち、この16営業日を逃すだけで、1年の上昇幅のうち約40%がなくなってしまいます。当時、誰も日経平均の連騰記録が達成されるなんて思っていませんでした。あの時は、本当にタイミングを計るのは難しいなと感じました。 

4.まとめ

 タイミングを見計らって売買するのは、ほとんど不可能です。我々が株式市場からリターンを得るにはずっと市場に居続けること、すなわち、長期保有でバイ・アンド・ホールド(Buy and Hold)することが重要です。

 ただ保有するだけのシンプルな戦略ですが、これが賢明だと思います。

 

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