金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

問題は、期待リターンを実現できるほど長期保有できるかどうか

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おはようございます。

「敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)」はインデックス投資における名著と言われているものです。この本には、以下のような記載があります。

最大の問題は、市場変動に耐えて株式を長期保有すればそのリターンが債券を上回るか、ということではない。

投資家が期待リターンを実現できるほど株式を長期保有できるか?ということだ。我々の問題であって、市場側にあるのではない。我々がどう市場を認識し、どうそれに反応するか?という問題なのだ。

P57

 インデックス投資の場合、長期投資が基本となります。

私たちは、期待リターンが得られる程度まで長期に保有ができるでしょうか?

私たちが保有すべき期間は、具体的には、10年でしょうか?いや、20年、30年でしょうか?

1.典型的なポートフォリオの10年ごとのリターン

バンガードの以下のレポートでは、(株式60:債券40)のポートフォリオで年率5%を得られる確率がどの程度であるか記載されています。

リンク:Vanguard - Is 5% the right return target for institutional investors?

 

株式60:債券40という比率は典型的なポートフォリオです。

このポートフォリオを10年保持した場合、過去の結果はどうだったでしょうか?

レポートを見ると、1930年から2010年までの10年ごとのリターン、その後の2017年までのリターンを見ると、平均5.3%です。

1930年代から10年ごとに期間を区切っていくと9つの期間ができますが、9つの期間のうち、4つの期間において平均の5%を下回っています。

各期間のリターンを1930年代から順に並べると、以下のようになります(赤字が5%を下回ったときを表します)。

6.5%1.4%9.1%2.9%-0.7%9.9%10.5%0.2%8.2%

リターンが大きく伸びる期間と、低迷する期間とが交互に来て、平均して5.3%のリターンが得られていることが分かります。

2.10年では全然足らない

上記のレポートの結果を見ると、10年という期間で見ると、典型的なポートフォリオで投資家が期待しているリターン以上が得られる確率は、ほぼ半分ですね。

過去を見ると、たまたま良い10年に当たると、予想以上のリターンが得られた場合もあったみたいです。

問題はこれからですよね。

2010年からの2017年までの期間は上記の通り、8.2%と良いリターンが得られた期間でした。

大きく伸びる期間と低迷する期間とが交互に来ている感じをみると、次の10年は低迷する10年かもしれませんね。

仮にここから10年、かなり低いリターンであったとしても、根気よく、20年、30年と保持しないと、私たちの期待しているリターンは得られないかもしれませんね。

ここから10年後に自分のポートフォリオが低迷していたとしても、上記のような循環を期待して、持っているものを売ることなく、20年、30年という長期保有を目指したいと思います。

 

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