おはようございます。
資産運用をするにあたって、最も大事なことはリスク資産と安全資産(無リスク資産)の配分比率だと言われています。
皆さんは、リスク資産と安全資産との割合をどのくらいにしてますでしょうか?
1.そもそも無リスク資産とは
ほぼ元本保証がされる資産。リターンのブレがほぼない国内債券や現金ですね。厳密にはインフレリスクはありますが、国内債券や現金等は無リスク資産と扱って問題ないと思います。
通常、資産運用を開始する際、まず、「投資に回すお金」と、「投資に回さないお金」との比率を決めます。
ここでの「投資に回さないお金」は、日常生活を営む上で最低限確保しておくべき資金であり、「生活防衛資金」とも言われていたりしますね。子供がいる場合、近いうちに発生する教育費などもこの中に含めておく必要があるでしょう。
独身か、家族がいるか、共働きか等各自の状況によりますが、一般的には、生活費の「半年分~2年分」くらいを確保すればよいと思います。
このような生活防衛資金は、多くは現金等の無リスク資産として管理します。
さて、「投資に回すお金」を決めたときに、主に以下の2パターンでポートフォリオを組むやり方があると思います。
- 投資に回す資産(ポートフォリオ)はすべてリスク資産にする
- 投資に回す資産(ポートフォリオ)の中にも無リスク資産を一定の割合で持つ
皆さんはどのようにされているでしょうか?
私は上記の(2)で行っています。従って、生活防衛資金を確保しながら、ポートフォリオの中でも無リスク資産を保持しています。
ここは好みというか、各人のリスク許容度にもよると思います。例えば、独身で若ければリスクをとって(1)でも良いと思います。
2.ポートフォリオの中の無リスク資産の意味
ポートフォリオの中に無リスク資産を持つ意味は、暴落時の値動きを抑えることの目的が大きいと思います。暴落前は50%下落してもマーケットに残り続ける自信があると言っていても、実際に起きたときに精神的に平静でいられる人は少ないと思います。
したがって、自分のリスク許容度は低く見積もるべきであると思います。
「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)では、「資産配分のキモは意外にも国内債券だった」と題して、期待リターンをそれほど下げることなく、リスクを効果的に下げられることが記載されています。
この本では、国内債券は株式との相関係数も低く、違う動きをしますから、国内債券の比率を上げていくと、かなりリスク(標準偏差、資産のぶれ幅)が抑えられることが記載されています。
3.リスク資産と無リスク資産の配分比率の決定は優先度1位!
国際分散投資を行うときに、リスク資産間の配分に焦点が当たりがちです。
例えば、外国株式と国内株式の比率だったり、新興国株式をどの程度の割合を入れるとか、先進国不動産クラスは入れるのかとかそういう部分です。
しかし、リーマンショック時でもわかる通り、経済危機時にはリスク資産はほぼ全滅で、同時に下げます。従って、資産運用を行う上でまず一番大事にすべきはリスク資産と無リスク資産の配分比率の決定だと思います。
以下の本でも、ポートフォリオの中での「リスク資産と無リスク資産の比率の決定」が最も重要であることが述べられています。私もこの意見に賛成します。
投資信託とETFを組み合わせて年利8%を目指す国際分散投資術 ~データ分析に基づいた根拠のある資産運用を誰もが実践できるようになるための入門書~
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4.私の場合
ちなみに、私の場合ですが、投資に回したお金(ポートフォリオ)の中での今の無リスク資産の割合は30%くらいです。なお、ルールとしては25~30%の間で無リスク資産をキープするように運用しています。
かなり無リスク資産の比率が高いです。
自分が臆病だから慎重なんです。
以下のサイトで現金を25%にしてリスク資産の配分目標を入れると、リスクは10.5%でした。このくらいまでリスクが抑えられれば自分としては十分です。
インデックス投資のことなら 『myINDEX』 わたしのインデックス
さて、無リスク資産を何で持っているかというと、私は「現金」です。国内債券は買いません。理由は、機動性を重視したいからです。大きな暴落があったときには、今の30%のキャッシュを徐々に投入していく予定です。
また、私は楽天証券+楽天銀行を使っています。マネーブリッジにすると、楽天銀行の優遇金利が0.1%になります。従って、無リスク資産は楽天銀行に入れて優遇金利を得るようにしています。
暴落になり買い出勤するときも、マネーブリッジで楽天証券に自動入金できるので非常に楽ですね。
無リスク資産の比率は個々人の好みもありますが、何かの参考になれば。
上記の「myINDEX」 のサイトは色々な比率を試せるだけでなく、他の人のポートフォリオも見れて参考になります。おすすめします。
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