おはようございます。
東洋経済オンラインにて、村上世彰氏の記事が掲載されていました。
今回、村上氏が子ども向け「お金の授業」をまとめた本を刊行するに当たって、その本に関係する内容についてインタビューを受けた記事になっています。
お金には、「稼ぐ」「貯める」「殖やす」「使う」の4つのステージがあります。
これらの4つにテーマを骨子として今回本を刊行したとのことです。
今回のインタビューで印象に残ったことは「使う」の中で寄付について言及していることです。
「使う」のオプションに寄付があります。寄付をして社会貢献をする選択肢です。寄付やボランティアも、子どもの頃から経験しておくべきことだと思っています。日本は「使う」の中でも「寄付する」が弱いようです。
私は、「稼ぐ」「貯める」「殖やす」「使う」の4つの中で、最近は「使う」ということが一番気になっています。
何にどの程度お金を使うのかに非常に迷っています。
ただ、寄付という選択肢はとても重要で、自分で稼いだ、殖やしたお金を少しでも社会に還元して社会を回していくことはとても重要なことだと思っています。
現在、毎月一定額、自分の考えに合う団体に寄付しています。
そもそも少しでも社会に還元することを考え始めたのは、「敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)」でも寄付について記載されていたためです。
インデックス投資というのを知って、それを勉強するために読みました。
ネット等の書評を読むと、この本では、インデックスの有効性が示されていると言われており、自分は、そのような資産運用の情報のみが書いてあるものだと思って読み進めました。
しかし、読み進めていくと、自分の資産をどのように使い、残していくかについても言及されており、それが意外で、とても印象に残っています。
愛する家族などに適切な額の資産を残し、なお余裕のある人々は、社会のために貢献できるという、素晴らしい機会を見過ごしべきではない。
「慈善のためにお金を寄付する」という表現は、事の本質をまったくとらえてない。そうではなく、想像力を働かせて、積極的に自分のお金を使うと考えてはどうか?あなたが自分の力で長い時間をかけて作り上げた価値を使って、あなたにとってかけがいのない人々や組織を通じ、社会の貢献するのだ。・・・<中略>・・・
人々の人生の向上のために、積極的に何らかの支援ができるということは、このうえない喜びであり、精神的な充足感をもたらす。
敗者のゲームでは、主に「人生の終盤で成功するために」という章で上記の内容が記載されています。
従って、ある程度資産が作れたときにどうするか?人生の終盤でどのようにお金を使っていくかということに主眼をおいていると思います。
ただ、私は寄付に関しては別に大きな資産ができてからでもなく、少額ならいつでもできるし、そういう使い方を若いころからするのも大事だと考えています。
そういう理由で、少額ですが、毎月少しずつ寄付をしています。
村上氏も述べていますが、「お金を使う」という中で「社会貢献」という選択肢がどんどん広まっていけばよいかなと思います。
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