前回の記事で紹介しましたが、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントにおいて、「新興国市場の復活」と題して、レポートが公開されています。
リンク:新興国市場の復活
1.今の株式は高値圏にあるという指摘
上記のレポートでは、「米国独り勝ち」の時期はピークを迎えた点、新興国市場が復活する地盤は整った点が記載されています。
その他、以下のように、米国株に割高感があり、調整が入る警戒感があるとのニュースも報道されています。
2.株価のピークで投資を始めても大丈夫なのか
このようなレポートやニュースなどに触れると、積立投資を始めるのに躊躇してしまいそうですが、特に気にせずに積立投資を開始すればよいと思います。
「株式投資 第4版(ジェレミー・シーゲル著」では、株式のピークで投資を始めた場合の利回りについて記載されています。
ここでは、1900年代の主要な株価のピーク(1901年、1906年、1915年、1929年、1937年、1946年、1968年、及び、1973年)から、10年、20年、30年の期間にわたって株式を保有した場合の実質利回りがグラフで示されています。
ピーク時に100ドルを投資した際の10年、20年、30年の期間での利回りは以下の通りです。
注:「株式投資 第4版(ジェレミー・シーゲル著」のP26-27を参考に筆者が作成
ピーク時に100ドルを投資した場合、10年後、20年後、30年後では、それぞれ、118ドル、223ドル、585ドルとなっています。
従って、もしあなたが、20年とか30年とか長期で投資するのなら、投資を開始する時期はあまり気にしなくてもよいと思います。
私は、iDeCo及びつみたてNISAを行っています。
iDeCoだと20年以上行うことになります。つみたてNISAも非課税期間20年であり、基本的には20年という単位で投資することになります。
仮に今が株価のピークだとしても、今年の積立分についても、20年後であれば利益が出ていると信じています。ですので、私は、特に気にせずに積立を行っていきます。
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- 作者: ジェレミー・シーゲル,藤野隆太,林康史,石川由美子,鍋井里依,宮川修子
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