おはようございます。
2018年は2月に株式の調整があり、回復したと思ったら10月に再度調整がありました。
ボラティリティが大きい年です。
こういった株式の変動が大きいと、まだ下がるかもとなかなか積立てを始めれない人がいるかもしれません。
1.積み立て投資は底値で始めるのが良い?
以下の本では、金融商品の様々な値動きパターンで 積み立て投資の評価額がどのように変わるかが検証されています。
この中で、株価が一直線で下落して底入れした後に、上昇するような場合、どの時点で積み立てを始めたときに損益率が高いかが検証されています(P99-P101)。
底値で始めた方が良いと思う人がいると思いますが、実際には違います。
底入れする前、すなわち、下落している最中に積み立て投資を開始したときに損益率が高くなります。
意外ですよね。
私たちは、いつも株価ばかり気にしてしまって、金融商品の量「投資信託の口数」をあまり意識していません。
毎月決まった額で金融商品を買い付ける場合、価格が上がったときには少ない口数しか買えませんが、価格が下がったときは、多くの口数を買うことができます。
上記のように底入れ前に開始するのが損益率が良くなるのは価格が下がったときに多く口数が買えている点が大きく関係します。
積み立て投資の効果をもっと詳しく知りたい方は以下の本を一度読むことをお薦めします。
2.あまり考えずに少額から始めてみるのがよいかも
さて、こう考えると、タイミングを見計らって積み立て投資を始めるのはあまり意味がないような気がします。
もちろん、まとまった資金を一括で投資する場合、底値で買った方が最もパフォーマンスは良くなります。しかし、底値の時期を当てられる人なんていません。
従って、もしあなたが積み立て投資を始めようと思っているけど、今年のように変動が大きい相場でなかなか始めれていない場合、あまり考えずに始めることをお薦めします。
ただ、評価額の変動に慣れていないというならば、まずは少額から始めるという方法もあります。
少しずつ積み立てて相場になれてきたら、積み立て額を増やしていくのも一案です。
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