金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

個別株を売買している人は気を付けよう。脳が持っている「所持効果」という奇妙な現象

スポンサーリンク

f:id:hiro_pat:20190119092254p:plain



おはようございます。

私は今、インデックス投資のみを行っており、個別株の取引きは行っていません。

ただ、インデックス投資をやりながらも、個別株の取引きも一定の割合で行っている人もいると思います。

1.所持効果とは

少し前の本ですが、以下の本では、脳にはどんな癖があるか、色々な研究結果が紹介されています。 

脳には妙なクセがある (扶桑社BOOKS)

脳には妙なクセがある (扶桑社BOOKS)

 

脳には「所持効果」という現象があるそうです。

所持効果とは、所有することによって、その所有している物への主観的な価値が高まる心理的な傾向です。

自分が実際に手にすると、その手にしている物がなぜだか良いものに思えてくるのです。

この本でも指摘されているのですが、この傾向は投資家に非常に悪影響を与えます。

例えば、自分が何度も投資している銘柄に拘ってしまうという傾向です。

以前、その銘柄は自身が損切りしたにも関わらず、その銘柄がさらに下がってきたので、またその銘柄を買ってしまうというような取引です。

私も過去に個別株を取引きしていたときに、このような取引をしてしまったことがあります。苦い思い出です。自分が一回取引きしてしまうと、その銘柄のことがよく分かっていると勘違いしてしまうというのがあったと思います。

2.インデックス投資の積み立てが良い理由

所持効果が起こる理由については2つの説が紹介されています。

理由(1)所持しているモノに愛着を感じるから(ポジティブ面の過大評価)

理由(2)所持しているモノを失いたくないから(損失への過敏)

いずれの説にしても、人間の脳は投資には向いていないように感じます。

下がってもその個別銘柄を持ち続けてしまったり、その個別銘柄で損したにも関わらず、その銘柄で損失を取り返そうとしたりしてしまうのです。

個別株の取引きで売買のルール(特に、損切りのルール)がとても重要で、それを遵守することが大事であるというのをよく耳にします。

脳が、自身が持っているモノに対して主観的に評価してしまう傾向にあり、やはり、それに人間が流されてしまう。それを防ぐために、売買ルールの順守が非常に大事になる。そういうことなんだろうと思います。

私自身は、個別銘柄の取引の才能はないですし、人間の脳がそもそも投資に向いていないというのも何となく感じています。

ですから、決まったルールで毎月一定額を積み立てることにしました。

インデックス投資の積み立ては、上記のような脳の傾向を避けることができるよい投資方法だと思います(ただし、時間が10年、20年とかかりますが。。。)。

積み立ての自動設定をしておけば、証券口座を見る機会を劇的に減らすことができますし、これも脳に与える影響を小さくできると思います。

  ▽▽「ポチ」っと応援して頂けると嬉しいです

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

にほんブログ村へはこちらから