金持ち弁理士、貧乏弁理士。

投資信託及び海外ETFによるインデックス投資により資産形成を目指します

保険はどの程度入っておくべきか

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保険をどの程度はいっておくかは難しい問題です。

日本人の多くは何かしらの保険に加入しています。

1.1世帯の年間保険料の支払い額は、平均38万円

以下のサイトに記載の統計を見ると、1世帯の年間保険料は約38万円とのことです。

だいたい、一月当たりの保険料が、3万円をすこし超える程度という感じです。

支払額の各割合を見ると、中央値はもう少し低い位置にあると思います。

それでも、各世帯はそれなりに保険料を払っているなという印象です。

日本人の保険加入率8割。本当に必要? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

私は7,8年前に保険を見直しました。

まず私自身は、現在、医療保険に入っていません。

妻の医療保険が月に2,400円です。

従って、年間の医療保険料は28,800円です。

 

理由は、高額療養費制度により支払いの自己負担の上限が決まっている点、その支払いも貯蓄でカバーできるためです。

高額療養費制度の場合、年収にもよりますが、多くの人は一月の負担が87,000円程度になるはずです。

 

生命保険は、団体定期保険で年額が約11,000円です。

毎年配当金が少しありますので、納付すべき保険料が通常より安くなります。

 

補償は1500万円です。

これは、子供がいるためです。

私が亡くなったときに少なくとも大学までの教育費はカバーしたいということでこの補償にしました。子供がいる家庭ではやや低い補償かもしれません。

ここらへんは、奥さんが働いているかや、貯金の程度で決める人が多いと思います。

 

そうすると、年間の保険料は39,800円となります。

上記の統計の平均38万円にくらべると、かなり低いことになります。

私は、保険料をかなり低く設定し、残りの金額を資産形成にまわしています。

 

今のところ、これで困ったことはありません。

ちなみ、ここ3年間で数日間の入院を2回しています。

実際に入院して分かることは、意外と入院期間は短いということ、

高額療養費制度のおかげで一月の自己負担がかなり抑えられるという実感です。

 

実際、病気別にどの程度の入院日数になるかを知りたければ、以下のサイトが参考になります。

思ったより入院日数が短く、これを考慮して医療保険を考えるのが良いと思います。

入院した場合、入院日数は何日くらい?|公益財団法人 生命保険文化センター

 

 

2.不幸の宝くじ

上記の通り、私は、保険料をかなり低く設定し、残りの金額を資産形成にまわしています。

ただ、このやり方が、必ずしも全ての人に対して良いかは微妙なところです。

 

保険の補償を受けるのを「不幸の宝くじをひく」と表現されることがありますが、実際に世の中には大病を患う人や、若くして亡くなる人もいます。

こういった人たちにとっては、多少保険料が高くても補償が大きい方がベストな選択だったということになります。

 

以下の本の最後には、著者が相談に乗って保険料を必要最低限にスリム化した後に、病気になった人がいたエピソードがあります。

多くの人にとって、保険料を必要最低限に抑えることはベターな選択ではありますが、そうではない人も確率的にいます。 

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)

 

 

また、私は、以前、友人とお酒を飲んでいるときに保険の話になり、自分が必要最小限にしていることを友人に言いました。

 

その友人は、言いました。

「お前の言うことも分かる。

でもな、大きな補償でどれだけ助けられたか、家族がその後の人生で路頭に迷うことなく過ごせたか、実際それを受け取った俺からしたら、なかなか難しい問題なんだよ」

 と言われました。

 

その友人は、中学時代に事故で父親を亡くしていたのです。

しかし、父親がそれなりに大きな補償の生命保険に入っていたので、彼らの家族はその後の生活が安定して過ごせたのでした。

こういった話は、保険を語る際に悩まされます。

 

保険料は必要最小限に抑えるのが資産形成においてはベターですが、実際には自分が設定する補償にどれだけ自分自身で納得できているかが重要です。

周りの人の話や自分自身の経験から自分に何かあったときに十分な補償を残す、こういった考えもありです。

 

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