おはようございます。
2017年は、投資信託の新商品の登場や信託報酬の値下げ合戦が繰り広げられ、投資信託の選択も悩んだ部分もあったと思います。
さて、現在どの投資信託に人気があるのでしょうか。主にネット証券のランキングを見てみます。ランキングは、買付金額でのランキングもありますが、単純に多くの人に選ばれているかは、「積立設定/契約件数」で見るのがよいと思いました。従って、積立設定件数(5月分)のランキングを紹介します。
1.SBI証券
積立設定件数(2018/5/1~2018/5/31)のランキングになります。
ひふみプラスが1位ですね。その他を眺めると、低コストで人気のインデックスファンドが並んでいますね。「eMAXIS slimシリーズ」、「楽天・バンガードシリーズ」、「ニッセイ」のあたりをやはり多くの人が選択していることがわかります。
以前このブログでも紹介したiFree S&P500も10位に入っています。
- ひふみプラス
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- iFree S&P500インデックス
2.楽天証券
積立設定件数(2018/05/01~2018/05/31)のランキングになります。
出所:積立ランキング(設定件数) | 投資信託 | 楽天証券
ここでもひふみプラスが1位。順位が多少入れ替わっていますが、ほとんどSBI証券のランキングと重なっているものが多いです。
世界経済インデックスファンドが10位に入っています。購入時も手数料がかかりますし、信託報酬も0.5%(税抜)で高いと思うので、私はおすすめしません。世界経済インデックスファンドに近い資産クラスの配分比率は、今や低コストのインデックスファンドで作れますし、メリットがあるとしたら、リバランスの手間がなくなるくらいですかね。
- ひふみプラス
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- ニッセイ日経225インデックスファンド
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- 世界経済インデックスファンド
3.マネックス証券
月間積立契約件数 (2018年05月01日〜2018年05月31日)のランキングになります。
ひふみプラスは不動の1位です。その他については、マネックス証券のランキングは他の証券会社とちょっと違いますね。
- ひふみプラス
- マネックス資産設計F 育成型
- ニッセイ外国株式インデックス
- 世界経済インデックスファンド
- 三井住友・バンガード海外株式F
- SMT G株式インデックス
- 日経225ノーロードオープン
- eMAXIS 新興国株式
- ニッセイ日経225インデックス
- SMT 新興国株式インデックス
「マネックス資産設計F 育成型」は、日本と先進国の株式、債券及びリートの6資産に分散投資するバランス型のインデックスファンドで、資産配分比率をリスク水準を一定にするとの名目で年1回変更するものです。この配分比率の変更がうまくいっていないとの指摘もありますし、信託報酬が年0.95%(税抜)と高めに設定されているファンドで、私としてはおすすめできないですが、2位になっています。
5位の三井住友・バンガード海外株式ファンドは、日本を除いて国際分散した株式に投資できます。基本配分比率は米国株式約65%、欧州株式約30%、新興国株式約5%。しかし、信託報酬は1%を超えてますし、おすすめできません。この比率なら、他の低コストのもの組み合わせればもっと信託報酬を安くできるんですが。。
その他にランクインしているものも信託報酬が高めのものが並んでいますね。インデックスに連動するものなら、今なら0.2%~0.3%くらいじゃないとダメのような気がします。これなら、SBIや楽天証券でランクインしているものから選んだ方が良いと思います。
4.野村証券(番外)
番外編として、野村証券のランキングも載せました。
積立契約件数(2018年5月1日~2018年5月31日)のランキングとなります。
出所:野村證券 | 投信積立
野村の商品の商品が並んでいます。積極的に野村の商品を販売しているんでしょうか。
2位の「野村つみたて外国投信」は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」でも4位に入っており、日本を除いた全世界の株式に低コストで分散して投資できる良い商品だと思います。
8位の「コモンズ30ファンド」は、つみたてNISAの中にも入っているアクティブファンドです。信託報酬は高めですが、トータルリターン3年(年率)が約11%、5年(年率)が約15%の成績で、このあたりが人気の理由なのでしょうか。
- ひふみプラス
- 野村つみたて外国株投信
- つみたて8資産均等バランス
- 野村6資産均等バランス
- 野村つみたて日本株投信
- ノムラ外貨MMF US マネーマーケット ファンド
- 野村インデックスファンド・日経225
- コモンズ30ファンド
- 高成長インド・中型株式ファンド
- 野村インデックスファンド・外国株式
5.まとめ
ひふみは本当にどこでも人気ですね。資産額もかなり膨らんでるのがわかります。
自分の中では、「eMAXIS slimシリーズ」、「楽天・バンガードシリーズ」、「ニッセイ」、「iFree」あたりの低コストなインデックスで決まりと思っていましたが、証券会社によって積立設定されている投信は色々ですね。
また、今度記事にしますが、投資信託を設定している年齢の分布とかも関係しているかもしれません。
皆さまの参考になれば。
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