おはようございます。
教育にも興味があるので、この分野で気になったこともブログを書いていきたいと思います。「The Price of Privilege」、Madeline Levine PhD (著) という本の内容を簡単に紹介します。この本の日本語の翻訳本はないようです。なお、「The Price of Privilege」は、著書の別の本では「特権の対価」と翻訳されています。
1.特権の対価
この本では、豊富な調査結果をもとに、高学歴高収入の親のもとで育った子供が全体に占める数は比較的小さいにも関わらず、意外にも高い確率で精神面でトラブルを抱えていることを報告しています。
原因として、高学歴高収入の親が、子供に過度なプレッシャー(例えば、勉強等)を与えることや、子が親から孤立している問題等が挙げられています。これらが、結果として、子供に悪い影響を与えているようです。
2.日本では
これは、私見ですが、高学歴高収入の親の方が、より自分たちと同じような属性(学歴や職業)を持ってくれるようにと、過度に子供に期待し、プレッシャーを与えているということでしょうか。
日本でも、都市部では、小学校受験、中学校受験が盛んで、非常に小さい頃から勉強をしている子供達もいますね。テレビで知る程度ですが、かなり遅い時間まで勉強して、しかも、休みなし。子供にとってはかなりの負荷がかかっているのではないかと思われます。
子供が望んでそのような厳しい環境に臨んでいるのならよいかもしれませんが、こういった受験は、親が主導で行われる場合が多いように感じています。もし親が主導した場合、親は子供を注意深く見る必要がありそうです。子供が、ある意味「やらされている」と感じているのであれば、それは、子供にとって大きなプレッシャーになると思います。
3.自分のことを思い出す
中学校、高校の頃の自分を思い出しました。私は、田舎の方で育ったので、小学校受験、中学校受験などしていません。しかし、高校受験や大学受験では、親から色々と言われました。そのとき、親が定義する「狭義の成功(学歴)」を押し付けられている感じがして、さらに、私のためでなく、周りに対する親の見栄みたいなのも感じました。そういうのを感じると、子供って反発しますよね。私も反発してました。まぁ、別にうちは高学歴高収入の家庭でもなかったですが。笑
まぁ、上記のような調査結果をもとに、「子供が満足できる」ために親はどうすべきであるか改めて考えてみたいと思います。
それでは良い一日をお過ごしください。
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